
― ペアクリップを作ろうと思ったきっかけや理由はなんだったのでしょうか?
ダブルクリップを作ろうとしたわけではなく・・ヒラメキです。
― レバーの形状を「人」「手」「足」の形はどのように着想したのでしょうか?また、形に込めたメッセージなどはありますか?
皆が良く知っているダブルクリップを眺めていたときに「人」のカタチにみえました。
そこからヒト・テ・アシと派生しました。
「人が手を取りあい、ともに歩む」という全人類が共通して目指す、世界平和に対してのメッセージが込められています。
― ペアクリップで一番こだわっているところはどこですか?
意匠に固執する・・ではなく、機能にもフォーカスしているところです。
本来クリップに必要な綴じるための機能を損なうことなく新しい提案をすること。
それが長く売り続けることの出来るロングセラー商品になる大切な要素だと思っています。
― ペアクリップを商品化する際に一番苦労したところはなんでしょうか?
こだわりと同じ部分ですね。
形状が複雑になると既存の線径では加工の難易度が高くなりますので、その調整です。
頭脳は日本、生産は台湾と中国ですから、物理的距離も非常に苦労しました。
文化の違う国の人たちにどんなに丁寧に説明をしても阿吽の呼吸ということにはならない。
そんなところが製品クオリティに跳ね返ってきてしまうので…。

写真:大切な書類をしっかりとホールド。

写真:ポストカードや写真に足をつけて立たせることも。
この商品の詳細ページはこちら。

西山 眞司 / Shinji Nishiyama
― 好きなイロ
私たちのユニットが使っているロゴがそうであるように、シアンとオレンジです。
― 好きなカタチ
流線型。
様々な抵抗の緩和になるような気がしていて、それに女性のアウトラインのような優しさも感じられますから、好きです。
― 座右の銘
特にありませんね。けれど、「失敗を恐れず挑戦し続ける」ことを心がけています。
― 休日の過ごし方は?
映画鑑賞や読書を集中的にしています。
あとは自転車で行ける範囲でいろんなところに出向いています。
― 趣味・特技
旅行とピアノです。
― 尊敬する人
道元。
― デザインを始めたきっかけは?
成り行きです。
先祖には建築・音楽などの職人が多いし、一番は伯父と母の影響ではないかと思います。
生み出すことに興味を覚えたのがきっかけでしょうか。
― デザインをするときに心がけている点、一番気をつけている点は?
自分がほしいかと言うことをまず考えます。
自分がほしくないものって、結局売れないモノだと思うので。
それと、デザインよりも大切なのが、製造技術を理解しその限界に挑戦することです。
そうすると、自ずとよいデザイン・使う人たちが喜ぶデザインになって行くと思います。
― 今後の活動予定や、将来的にどのようなことに取り組みたいと思っていますか?
今までより一層多くの分野に関わりたいと思っています。
言えないことだらけですが、印材関係などでもデザインが進行中です。
もうひとつはずっと考えていただけで実現出来ていなかった「デザインの社会的利用」です。
デザインを商業だけの利用というのはどうも違うと思っていて、特にプロダクトデザインの場合、大量に流通に乗せることも出来るし、たかが数円の利益でも継続して行くと何百何千という莫大なものになって行きます。
社会活動を展開する様々な機関に、この利益を分配したり自らが具体的に参加することこそが、今・これから必要になることだと思います。
それは、私利私欲のための利益ではなく、世界をどうボトムアップしたり世界にどう歩み寄ることが、出来るかということへの「ソーシャルアドバンテージ」の追求にほかなりませんし、それが世界を変える活動であると思うからです。
これはデザイナー皆さんにも積極的にやってほしいと思っているもので、デザイナーだけでなく、企業もそうですが…。
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SPEAKER Inc.
2人の異なる分野のデザイナーで構成されるデザインユニット。
空間やモノ・平面などのデザインを中心に3D〜2Dを横断する活動
を展開中。
しくみを考えたり、プロジェクトを総合的プロデュースすることもあ
り、また時には自ら流通・販路開拓も積極的に行う。
西山眞司(プロダクトデザイナー)
京都府生まれ。
空間やモノを中心にデザイン制作・プロデュースなどを行う。
松田恵里子(グラフィックデザイナー)
富山県生まれ。
立体や平面を中心にデザイン制作・プロデュースなどを行う。
SPEAKER Inc.の商品はコチラ>>
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